アリスです。
マイニングで儲けるには高性能のグラボが必要です。グラボは本来、CG動画などの画像処理に使われるものです。
特に3Dゲームなどでは映像がカクカク動かないように大量の演算が必要です。グラボは映像をヌルヌル動かすために必要なのです。
ということでグラボは大量の演算を得意としているのですが、それがマイニングに必要なのです。
高性能グラボ
グラボにはたくさんの種類がありますが、マイニングを始めるには1060,1070,1080と言われているグラボがおすすめです。
1060,1070,1080は、台湾の有名メーカNVIDIAが設計を行っているGeForce GTXシリーズです。NVIDIAは回路、プロセッサの設計のみを行っており、ASUS等のメーカーはその設計図を購入し、実際の製品を作っています。
NVIDIAといえば、2017年にソフトバンクグループが第4位の筆頭株主になったことで有名ですが、孫正義氏が大注目している企業です。
昨年、孫正義はCPUのARM社の買収も完了しており、来るAI時代の裏の支配者になるかもしれません。
1060,1070,1080でいくら稼げるか?
現在ビットコインの相場が1ビットコイン約170万円です。この相場で、一体いくら稼げるのかを計算しました。
GeForce GTX 1060 6GB
まず1060です。1カ月当たりの収益は0.00921…ビットコインです。今の相場で日本円に直すと14436円です。
電気代が1kwh 23円とすると、2960円が月額の電気代になります。差し引き10476円です。
GeForce GTX 1070
次に1070です。1カ月当たりの収益は0.01318968ビットコインです。今の相場で日本円に直すと20550円です。
電気代が1kwh 23円とすると、2955円が月額の電気代になります。差し引き17594円です。
GeForce GTX 1070 Ti
次に1070 Tiです。1カ月当たりの収益は0.01248719ビットコインです。今の相場で日本円に直すと19569円です。
なんと1070Tiのほうが性能がよいにも関わらず、稼げる額は減ります。マイニングは単純にグラボの性能だけではなく、向き不向きがあります。向いていないということです。
電気代が1kwh 23円とすると、2906円が月額の電気代になります。差し引き16662円です。
GeForce GTX 1080
次に1080です。1カ月当たりの収益は0.01481698ビットコインです。今の相場で日本円に直すと23085円です。
電気代が1kwh 23円とすると、3256円が月額の電気代になります。差し引き19829円です。
GeForce GTX 1080 Ti
次に1080 Tiです。1カ月当たりの収益は0.01900523ビットコインです。今の相場で日本円に直すと29610円です。
電気代が1kwh 23円とすると、4111円が月額の電気代になります。差し引き25499円です。
最もコスパが良いグラボ
どのグラボがコスパが良いかは、すべて相場次第です。
相場が今の170万円を維持もしくは、さらに高騰するのであれば、1080Tiが圧倒的にコスパが良くなります。
しかしビットコインが暴落すれば1080Tiはただ電気を食うだけのグラボになります。
グラボは性能がよいものほど高いです。
1080Tiになると10万円ほどします。1080であれば7万円で購入できます。1070は6万円で購入できます。つまり1080と1070は1万円ちょっとの差しかありません。
1080Tiであれば毎月2万5千円稼ぐことが可能ですが、1070も1万7千円稼げます。
稼ぎが8000円ほど違ってきますが、グラボの価格差が3万あるので、回収に4カ月要します。
しかし、いったん回収してしまえば、圧倒的に1080 Tiが有利になります。
全ては今後の相場次第です。
ただし、1060と1070Tiは買わないほうがよいです。値段も電気代も上位のグラボとたいして変わらない割に、稼げないからです。
ここまで読んだ方ならわかると思いますが、私のおすすめとして、買うなら1080か、1080TIです。