アリスです。
ピョンチャンオリンピック、スピードスケート最終競技は、今回から新種目として加わったマススケートです。
日本からは、男子がウィリアム師円選手が出場しました。なんとか予選は勝ち抜くも、決勝は11位終わりました。残念ながら、全くメダル争いに加わることができませんでした。
直前に髙木菜那選手が同じ種目で金メダルをとっただけに、比較すると残念としかいえないです。
違う戦略もあったはず
もちろん決勝に進んだだけでもすごいことではあるのですが、もうちょっと違う戦い方ができたんじゃないかと思いました。
はなからメダルがとれないなら、違う戦略もあったはずです。どうせメダルがとれないなら、せめて目立てと私は言いたい。
どうせメダルがとれないという言葉は確かにきついですが、先頭集団についていくこともできず、一度も先頭にもでず、一体お前は何をしに、ヒラマサまできたんだ??
そういわれても仕方ないと思いますし、実際同じように思った人はいたはずです。
悔しいでしょうが、これが現実です。もっと頑張るしかない。
スポーツは選手のためにあらず
オリンピックは選手のためにされるのではありません。きれいごとを言っても仕方がないので、はっきりいいますが、オリンピックは観客のためにあるのです。
そして、さらに言えば、お金を出しくれるスポンサーのためにあるのです。
今回、フィギュアスケートが午前から始まったのは、アメリカ人が最も視聴率が高い時間帯です。アメリカのスポンサーが多額の資金を出したため、その時間にされました。
そして、スキージャンプが夜21:00ごろから始まったのは、ヨーロッパの時間帯にあわせています。これもヨーロッパのスポンサーが多額の資金を出しているからです。
選手は観客を楽しませてなんぼです。そういった気持ちがなければ、今後スポーツを続けていくことは非常に難しくなるでしょう。
大量のスポーツ選手が貧乏のどん底でスポーツを続けています。それは自分のためにやっている選手がほとんどだからです。なぜスポーツができるのか?観客が来てくれ、観戦料を払ってくれるからです。
楽しませるためにはメダルを取ることですが、それだけではありません。
女子マススタートで前半独走したエストニア選手
女子のマススタートで前半にとびだし、終盤まで独走したエストニア選手がいました。
この人は、はなからメダルをあきらめて、4位入賞狙いにいったのです。
半周差をつけるも、その後徐々に差はなくなり、最後には一気に抜かれました。
しかし、途中ずっとトップだったので、15点が加点され、見事に点数で4位入賞しました。なにより、この選手は観客を楽しませました。
ちなみに、今回からオリンピック競技に追加されたマススタートは、4周毎に上位3選手がそれぞれ5ポイント・3ポイント・1ポイントを得ることができます。
そして、ゴール時に上位3選手がそれぞれ、60ポイント・40ポイント・20ポイントを得てその合計で最終順位が決まります。
ウィリアムソンの取るべき戦略
どうせメダルはとれないなら、目立てと私はいいました。では、この競技でどのように目立つか考えましょう。
私なら、前半に一気に飛び出し、全力ダッシュで1周差をつけます。1週差をつけたあと、周りの選手を風よけに利用し、最後まで体力を温存します。
もし、飛び出して1周差がつかないうちに、他の選手が飛び出して、全体が一気に加速するという展開になるなら、それはそれでおもしろい。
競技をかき乱すことで、順当だと思われていた順位が全くわからなくなります。つまり、観客にとっては面白いのです。
ほとんどの選手は、前半はゆっくり、最後に一気に加速という展開です。しかし、これではいまいち面白味がたりない。最初からぶっぱなし、後半ほとんどの選手がバテバテの状態となれば、どの選手も必死な状況となり、観客は大いに盛り上がるのではないかと思います。
ということで、メダルに絡めないならせめて目立ってほしかったという次第です。そういうことができないなら、メダルをとるために努力するしかない。