アリスです。
英語で一番大事なのは単語力とよくいわれますが、なぜ単語を覚えられないのでしょうか?
それはむやみやたらに暗記しようとするからです。暗記したところで、忘却曲線によりいずれ忘れます。
もちろん、忘れないようにするには、忘却曲線にしたがって、一定間隔で暗記を繰り返せばいいのですが、数千の単語をそんな方法で覚えるのは効率が悪すぎます。
英語は語源で覚えれば、よりリアリティを伴い、単なる暗記とはなりません。暗記する数が圧倒的に減るのです。
単語の核となる意味を覚える
英単語を覚えるにあたって、まずは「核となる意味」だけを覚えましょう。
スペルだとか、発音だとか、派生語、同意語とか、そういったことまでしだすと、一向に勉強が進まず挫折の原因になります。
とにかく、単語の意味を覚えることだけに集中しましょう。何度も栗化しますが、この時に重要なのは、単語の核となる意味を覚えることです。
複数の意味を持っている単語がたくさんありますが、その複数の意味をすべて覚えるのではありません。その単語が持つ本来の意味、それだけを覚えることが重要です。
例を示しましょう。freeという単語を聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
自由。という言葉が思い浮かんだ方に聞きます。
貴方はレストランに入ったとします。そこには、smoke freeと書いてありました。これは何を意味するでしょうか?
もし、smoke freeと書いてあるところで、たばこを吸ったら、店から追い出されるでしょう。なぜなら、smoke freeは禁煙を意味するからです。
煙が自由なんだから、喫煙可能じゃないのと思いますよね?そうならないのは、freeのもつ本来の意味が自由ではないからです。freeの核となる意味は「ない」です。
「ない」がなぜ自由という意味を示すのか?それは、束縛がないことを意味するからです。
束縛がないから自由なのです。
また、tax freeは免税を意味しますよね。つまり、税金なしということですね。
ということで、単語の核となる意味を覚えることがいかに大事かということがお判りいただけたでしょう。
英語をみて日本語が出せるようにする
日本語を見て、英語がでてくるレベルを最初から目指すと、英語が好きでない限り挫折します。日本語→英語の労力は、英語→日本語の労力の4倍かかるというデータがあります。
英単語は語源で覚える
最初にいいましたが、語源で覚えると、たくさんの単語を覚えることができます。よりリアリティがあるからです。
ここでは例としてskを取り扱いましょう。skは覆っている物をさします。下記の単語をご覧ください。全部覆っているものをさしています。
sky → 空。地上を覆っている
ski → スキー。足を覆っている
skin → 肌。筋肉や内臓を覆っている
skirt → スカート。腰、太ももを覆っている
skull → 頭蓋骨。脳みそを覆っている
skill → 技術。目には見えないものだが、技術はその人を覆っている
そして、skからshに変化して、shも覆っているものを示すようになりました。英語だけでなく、言語にはこういったことはよく起こります。
長い歴史の中で言葉というものは徐々に変化するのが常だからです。
sheet → シーツ。布団を覆っている
shell → 貝殻。貝のの中身を覆っている
shelter → シェルター。人が逃げ込む場所で、覆っている
shirt → シャツ。体を覆っている
shoes → シューズ。足を覆っている
スタディサプリで、丸暗記の英語から脱却しましょう。