アリスです。
netstatコマンドはPCのネットワーク接続の状態をみることができます。
プロトコル ローカル アドレス 外部アドレス 状態
TCP uxpc15:2112 server1:microsoft-ds ESTABLISHED
TCP uxpc15:2167 server2:pop3 ESTABLISHED
ところが、ローカルアドレスや、外部アドレスに想定したホスト名が表示されない場合があります。そのときは大抵DNSが原因です。
PCのホスト名が想定と違う場合
Remote AddressやlLocal Addressの項目に、想定しないホスト名が表示された場合、DNSのルックアップテーブルの情報が古いままになっています。
ルックアップテーブルというのは、IPアドレスとホスト名を対にしたテーブルのことです。
DNSの情報はなかなか更新されなくて、過去の古い情報が登録されたままになりやすいのです。
netstat -anであれば、問答無用で正しいIPアドレスが表示されます。
しかし、nオプションをつけないとDNSから情報を引いてくるので、DNSのルックアップテーブルが古いホスト名とIPアドレスを関連付けていると、古いものが表示されるのです。
その場合、DNSのルックアップテーブルを直接編集して、修正する必要があります。
もちろん、DNSサーバを自身で立てている場合の話です。
外部にあるDNSサーバのテーブルは勝手に更新できませんから。
nslookupコマンドでホスト名を確認
nslookupコマンドでIPアドレスに紐づいたホスト名がおかしな場合は、DNSの情報が古いままになっているということなので、調べてみましょう。
nslookupコマンドを打つと、入力待ち状態になります。
この状態で、IPアドレスを打つとDNSサーバに問い合わせに行って、IPアドレスに紐づけられているホスト名(コンピュータ名)を取得し、表示します。
これをDNSの正引きといいます。
逆にホスト名を入れるとDNSサーバに問い合わせに行って、ホスト名に紐づけられたいてるIPアドレスを取得し、表示します。
これをDNSの逆引きといいます。
netstatコマンドの使い方はこちらの記事をご覧ください。