アリスです。
マンガのワンナウツをご存知でしょうか?
あのライアーゲームの作者である甲斐谷忍のマンガです。
甲斐谷忍は天才
久しぶりに、こんなにわくわくするマンガを見ました。
マンガのテーマは野球です。しかし、単なる野球マンガではありません。
私は過去に、ドカベンやH2などの野球マンガを読んできましたが、それらの作品とは別次元の作品です。
野球の駆け引きをここまで見事に描いた作品はないです。
甲斐谷忍のライアーゲームにはまった方であれば、まちがいなくハマるでしょう。
ワンナウツのストーリー序章
主人公は、沖縄で米兵相手に賭博野球をやっていた渡久地(とくち)という男です。
沖縄では、プロ野球の球団リカオンズの4番バッター児嶋が自主トレに励んでいました。
43歳の児嶋は数々の記録とタイトルを取りながらも、過去一度も優勝経験がないという不運の天才打者でした。
優勝するために必要な何かを探すためにシーズンオフにもかかわらず自主トレにはげんでいたのです。
その児嶋が、渡久地に完膚なきまでに叩きのめされますが、2度目の勝負で無理やりデッドボールにするという捨て身の戦いでなんとか勝ちます。
そして、児嶋は渡久地をリカオンズに入団させたのです。
リカオンズ入団時の契約
しかし、リカオンズの経営者は不満たらたらです。渡久地に出す金はないと言い張ります。
そこで渡久地は提案します。
ワンナウトをとるたびに500万円。1点とられるたびに逆に5000万円を支払うという契約でどうかと。
1試合でとることのできるアウト数の最大値は27個です。(延長がなければ)
つまり、27×500=1億3500万円
次に、一般的な投手の防御率はよくても2点前後です。つまり1試合に2点はとられるわけです。仮に2点とられれれば、1試合するごとに2億を支払わなくてはいけません。
そうなるとー2億+1億3500万円で、6500万円のマイナスとなるわけです。
点を取られなければいいですが、そんなことはありえないので、経営者は承諾します。
毎回無失点の渡久地
しかし、ふたを開けてみれば毎回渡久地の無失点が続きます。
それに腹を立てた経営者は、渡久地を3連投させるという無茶をさせます。
さすがに3日目は疲れ切った表情の渡久地。大量の失点をくらいます。
しかし、それは渡久地の計算通りでした。
実は、途中から土砂降りになるという天気予報だったのです。土砂降りになればコールドゲームとなり試合は中止となります。
最初からそれを渡久地は狙っていたのです。
ストーリーが奇想天外で面白すぎる
毎回ゼロ点に抑える渡久地ですが、ストーリーがワンパターンではありません。
やはり甲斐谷忍は天才です。
ライアーゲームも面白かったですが、このワンナウツも同様に面白いです。
ぜひ読んでみてください!