こんにちは、アリスです。
今日は、女性特有の病気卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)について、お話します。
卵巣嚢腫とは、簡単に言うと、卵巣の腫瘍(しゅよう)です。腫瘍と聞くとビックリしてしまいますが、90%が良性と言われています。
卵巣嚢腫が大きくなるスピードは、個人によってまちまちです。何年も小さいままの人もいますし、急激に大きくなる方もいます。卵巣の位置などにも左右されます。
大きくなるスピードはまちまちであっても、手術をしなければいけない大きさの目安というものは決まっています。それは5cmです。5cmを超えてくると手術が必要です。
卵巣嚢腫の見つけ方
実際、卵巣嚢腫を早期で見つけるのは中々難しいです。
しかも、自覚症状がまったくありません。私も1人目を出産した後の、1ヶ月健診で見つかりました。
しかも、見つかったときには、7センチの大きさになっていました。先ほども話しましたが、5センチくらいの大きさになると摘出した方がいいと言われていますので、だいぶ大きかったということになります。
私の場合は子供を産んだばかりですぐに手術するのは難しく、半年後に手術となりました。手術は腹腔鏡手術との説明を、事前にお医者さんから受けました。
腹腔鏡手術について
腹腔鏡手術とは、内視鏡を使った手術です。お腹をメスで裂いて開く必要がありません。そのあtめ、開腹手術よりも、入院期間が短いです。
・開腹手術なら‥‥10日間程
・腹腔鏡手術なら‥5日間程
体への負担も少なく傷口もお腹に3箇所(おへそ、下腹部、おへその横あたり)小さい傷で済みます。
その傷口もほとんどわからない程に消えます。手術は、全身麻酔をしますので、すぐに記憶はなくなります。
手術時間は、2時間位でした。
腹腔鏡手術後の経過
手術後は安静にベッドで寝た状態です。尿も管を通していますので、立ち上がったりもしません。ナースセンターの近くのICUで監視の元、医師の許可が得るまで1日寝ていました。
しかし、全く眠れませんでした。高熱が出てとてもしんどかったからです。
後から知ったのですが、通常は座薬で熱を下げるそうです。看護師が座薬のことを忘れており、私は一睡も出来ずに朝方まで我慢しました。
朝方にようやく座薬を入れてもらい少し眠る事ができました。
手術の翌日には病室に戻りましたが、尿の管は3日取れませんでした。この尿管がとても気持ち悪く、違和感があり辛かったです。
熱は1日で下がり、食事も十倍粥から始まり、七倍粥、五倍粥、軟飯と徐々に出されました。
お腹がとても空いていたので、お粥がこんなに美味しいものかと実感しました。
入院中の生活と退院後の生活
入院中は生後6ヶ月の赤ちゃんがいましたので、夫に有給休暇を1週間とってもらい、面倒をみてもらいました。
病院にも毎日来てもらい、赤ちゃんに母乳をあげました。家で飲ませる分については、夜中に母乳を絞り病院で冷凍保存をしてもらいました。旦那にそれをわたし、家で夜泣きをしたときには、解凍して飲ませるためです。
入浴は、尿管がとれたらシャワーをしました。退院後もしばらくはシャワーです。生命保険会社に保険料が支払われるよう、手続きの連絡等もしました。
手術・入院費用の費用ですが、5日入院で15万円くらいでした。
女性疾患の生命保険に入っていたので生命保険会社へ請求し、後日入金されました。私の場合は別会社で二つ保険をかけていたため、5万円ほどプラスになりました。
退院後は1か月ほどはあまり動き回らないで、ゆったりとした生活を送っていました。1度だけ通院して経過が良ければ、もう通院しなくても大丈夫でした。
卵巣嚢腫の再発について
私は手術してから5年経過しましたが、その後何の問題もありません。
そして、手術から1年半後に二人目も出産しています。手術したからといって妊娠できなくなるわけではありませんので安心してください!
念のため、婦人科の検診時には、卵巣は必ず診察してもらっています。みなさんも診察はしてもらうようにしましょう。