こんにちは、アリスです。
ゆうちょの口座番号には、7桁のものと、8桁のものがあります。ところが、様々なサービスで口座を登録する際には、7桁しか入力できないところが多いです。
ここで、ハテナ状態になって、途方に暮れます。口座番号は8桁なのに、入力が7桁分しか用意されていなかったら当然そうなりますよね。
実は、ゆうちょの8桁の口座番号は簡単に7桁に変換できます。その方法を書きます。
口座番号8桁を7桁に変換する方法
ゆうちょの口座番号8桁を7桁に変換する方法は、口座番号の最後の1を取り除きます。
例えば、口座番号が「55543051」であれば、7桁の口座番号は「5554305」になります。
これだけです。とても簡単ですね。
それにしても、なぜ最後が1と決まっているのに、8桁なのでしょうか。最初から7桁にしていれば、迷う人はいなかったはずなので、本当に迷惑な話ですね。
ゆうちょは長い間、民営化されなかったため独自のルールが浸透し、その名残がいまだに残っているからです。
ちなみに、ゆうちょのページ(下記のURL)で、8桁の口座番号を入力すると、7桁の口座番号に変換してくれます。時間のある方は、実際に変換して確かめてみてください。
8桁の口座番号の最後が1の理由
ゆうちょでは、総合口座・通常貯金・通常貯蓄貯金の場合、番号の末尾は1と決まっています。じゃあ8桁の最後の数字が1以外のものはあるか?というと今のところありません。
新しい種類の預金サービスができたときに1以外の数字を使うために、8桁にしていると予想されますが、実際いまのところ使っていないようですね。
7桁だと数字が足りないからでは?と考えた人もいると思います。
口座番号7桁で表現できる数字は、0~999万9999までの、1000万口座だからです。日本の人口は1億2000万なので、一人一口座作ったとしても、1億2000万口座必要になるので、全く足りませんね。
しかし、これについては問題ありません。すでに気づいている方もいると思いますが、ゆうちょには、5桁の記号番号というものがあって、同じ口座番号であっても記号番号でわけることができるからです。これは他の銀行であっても同じですね。他の銀行の場合は支店番号を使っています。
ゆうちょの記号番号は5桁ですが、そのうちの2桁が振込みで必要な店番号に使われています。
説明は省きますが、振り込みのできる通常の口座は10通り×10通り×1000万口座で、合計10億口座まで作成できますので、口座が足りなくなるということは、まず起きません。
やはり、8桁にしているのは表現できる口座番号が足りないからではなくて、将来的な拡張のためというのが正しそうです。
記号番号と店番号の変換
ゆうちょには店番号というものもあります。店番号は、ゆうちょ以外の銀行から振込みしてもらうときに必要です。
これは、全銀システム(全国銀行データシステム)のためです。全銀システムにより、各銀行間での振り込みを行うために、共通の形式が決まっています。その形式というのが、4桁の金融機関コード・3桁の支店コード(店番号)・7桁の口座番号です。
ゆうちょ銀行も民営化後の2009年1月から全銀システムに接続可能となりました。そのため、ゆうちょ銀行の5桁の記号と8桁の口座番号を、3桁の店番号と7桁の口座番号に変換する必要があるのです。
変換の際は、下図を参考に変換してください。ゆうちょのHPに掲載されているものです。
相手に振り込みをしてもらうには、銀行名、店番号、口座番号を伝えればできます。
その際に、記号番号はわかるけど、店番号が分からないという場合があります。その時は、図を参考に記号番号から、店番号に変換してください。
例えば、記号番号が「23140」とすれば、記号番号の2桁目、3桁目と、数字の8を並べたものが店番号となり、上の例でいえば「318」となります。
店番号の最後の数字は必ず8になります。口座番号の最後が必ず1になるのと同じですね。