アリスです。
松阪牛(まつさかうし)といえば、日本で最も有名なブランド牛でしょう。
その松阪牛のすき焼きを食べるために、三重県松阪市の牛銀本店に行ってきました。
牛銀本店は松阪牛で食べログ2位
上等な肉はすき焼きにして食べるのが一番おいしく食べられます。松阪市には、松阪牛のすき焼きを食べられるお店がいくつもありますが、牛銀本店は食べログ2位のお店です。
ちなみに食べログ1位は『和田金』というお店です。和田金の2018年1月現在の点数は4.21点、レビュー数は322件あります。
一方の牛銀本店は3.65点で、レビュー数は76件です。
同じようなところから仕入れている肉なのに、なんでこんなに点数が変わるのか疑問に思った人もいるでしょう。食べログはレビュー数が多いほうが点数が高くなりやすい傾向があるからです。
食べログの点数の評価分布もチェックしましたが、和田金も牛銀も同じような分布で、どちらも4.0~4.4点が最も多かったです。
和田金の食べログ点数の評価分布は下記のとおりです。
一方の牛銀の食べログ点数の評価分布は下記のとおりです。
松阪牛のすき焼きのコース
牛銀のすき焼きのコースには寿、楽、橘、松、梅の5種類があります。値段は下記のとおりです。
寿になると、1人前19364円もします。私たち家族が予約して食べたのは橘のコースです。
さて、これらコースの違いとは何か?
寿、楽のコースは特選と記載されています。特選は、『松阪牛の中でも、兵庫県産の子牛を導入し、松阪牛生産区域で900日以上肥育した雌牛』のことを指します。
素牛とは、食肉用として肥育する前、もしくは繁殖牛として育成する前の子牛のことです。
しかし、寿、楽のコースはいつでも食べられるわけではありません。希少で数が少ないからです。私が予約した際も、寿、楽のコースは予約できず、橘のコースとなりました。
橘のコース以下は、宮崎県の素牛や月齢が900日に満たない牛を使っていると思われます。宮崎牛も丹波牛に劣りません。宮崎牛の何度も日本全国1位になっていますから。
900日育てるというのは相当大変なことです。育てる期間が長いほど、病気のリスクが高まるからです。
一人前の松阪牛は150グラム
一人前の松阪牛はわずか150グラムです。霜降りの肉はすぐにお腹がいっぱいになるのですが、さすがに150グラムでは少ないです。
女性の方であれば150グラムでもお腹いっぱいになるかもしれませんが、男性であればまず足りません。大人男3名、大人女1人、中学生2人の6人でいきましたが、3人前を追加で注文しました。私は2.5人前ぐらい食べました。
極厚の松阪牛を食べる
仲居さんが1人付き添い、焼いて、取り分けてくれます。鍋に松阪牛をいれ、砂糖、だしをいれます。
お肉が焼けるまでの間に、溶いた卵を器に入れてくれます。そして、肉ができあがると、その中に松阪牛をいれてくれます。
一口食べると、極厚の肉の甘みが口の中に広がります。とろけました。これまで食べた肉の中で一番美味しかったです。
最初に肉を食べたあとは野菜です。
お肉のだしに浸かった野菜を卵と合わせて食べると、とてもおいしいです。
野菜を食べた後は、2回目の肉です。
そして、最後は豆腐です。
仲居さんが食べた後の卵とだしをご飯にかけて、卵かけごはんにして食べると美味しいですよ。とアドバイスをくれたので、卵かけごはんで食べましたが、肉と野菜のだしが効いた卵かけごはんは、最高にうまかったです。
肉を追加注文
さきほども書きましたが150グラムでは足りなかったので3人前を追加注文しました。
おかわりの場合は、2回に分けずに、3人前450グラムを一気に鍋に入れて、作ってくれます。
肉をてんこ盛りに盛り付けてくれました。かぶりと食べます。さすがにしたも慣れてしまったのか、最初ほどのうまいという感動はないですが、それでもうまいです。
しかし、2人前を食べたくらいから、急激にお腹が膨れてきました。
お腹が膨れてきたというよりも、気持ち悪くなってきました。肉を口に入れる前に、一瞬ためらうような感覚です。
結局2.5人前ほどを食べましたが、最後の0.5人前は、お腹が膨れた状態で、無理やり食べました。肉は本当にうまいのですが、胃が受け付けてくれず、気持ち悪い思いをしながら食べきりました。
一人前の150gしか食べなかった場合は、物足りないですが、2.5人前を食べると気持ち悪くなるということがわかりました。
気持ち悪くなるくらい食べたため、もう当分は松阪牛は食べなくていいと思いました。そのくらい満足しました。
多分、一人前しか食べてない人は、また食べたくなって、再訪したくなるでしょう。少し足りないくらいを一人前として出すのは、お店側の作戦でしょう。商売がうまいです。笑
仲居さんから聞いた面白い話
仲居さんの話によると、これまで最高で4人前の肉を食べた男性がいたそうです。体格は決して大きいわけではなく、普通の男性とのことでした。4人前も食べるなんてすごいです。私だったら、たぶん吐くと思います。
他にもカップルで来た人で、男性は一人前でもう食べられないといったが、女性のほうは二人前食べたという話も聞きました。小柄な女性だったそうです。
仲居さんは訳が分からないといっていましたが、理由は簡単なことだと思います。男性は支払うほうなので、食べたくても食べられなかったというわけです。笑
そりゃそうです。一人前150グラムのお肉の追加は1万円なのですから。
家族6人で訪れた私は、3人前の肉の追加注文をして、総額12万円かかりました。
いや~めちゃくちゃ高い!しかし、最高にうまかったです。一生に一度と思えば高額な料金もそんなものでしょう。
そういった意味では、追加注文して、満腹になるまで食べたほうがよいです。物足りない状態だと、たぶんまた食べたくなりますよ。