アリスです。
先日みぞれが降る寒い日の午前中、毛布4枚と洗濯した衣類を持ってコインランドリーのお店に行きました。
そのお店で起こった出来事について、これって「慌てる乞食はもらいが少ない」の親戚バージョンかしら?と思われる経験をしました。
慌てる乞食は貰いが少ないとは、慌てて急ぎすぎると、結果的に失敗したり、かえって損をすることのたとえです。
あなたなら、どのような行動をとりますか?
コインランドリーでの出来事
9時半頃お店に入った時に、コインランドリー(以後、機械とします)の表示が目に入りました。なんと作動中の機械は、すべて赤字でエラーが表示されて停止していました。
16台中8台がその状態でした。
連絡を受けたのでしょう。すぐに業者の人が点検に来ました。
私は、故障の原因が分かって20分以内に対処してもらえるようならこのお店を使おう、時間がかかるようなら他のお店に行こうと点検結果を待っていました。
この間、5分程です。
次々と5人のお客さんが入って来ました。
業者の人の説明を聞くやいなや、3人が「えー、故障?困るわ!直るまで待てない。別のお店に行く」とみぞれの降る中、足早にお店から出ました。
もう1人は説明を聞かず、洗濯物を機械に入れコインを入れましたが、表示がエラーになって初めて状況がわかったようでした。この人も「待てない。別のお店に行く」と出て行きました。
あとの1人は、私と同じで結果を待っていました。
結果は機械を動かすガス切れで、遅くとも30分以内には作動できるということでした。
私は「この寒い中、たくさんの洗濯物を持って、また移動して別のお店に行くのも面倒なことだな」と思案していると、業者の人が「お客様にご迷惑をかけましたので、お代はけっこうです。こちらで機械を動かしておきますよ」と言ってくれました。
「ありがとうございます。1800円かかりますが、お願いします」と言ってお店を出ました。
あとの1人も洗濯を依頼していました。
買い物を終えて10時50分にお店に戻ると、もうすでに乾燥まで終わっており、何だか得をした気分になりました。
人の話は最後まで聞いて判断してもよい
今回、他者の行動を客観的に見ていて思ったことは、人の話は最後まで聞いてから判断しても遅くないということです。
数分の時間をもったいないと思うかどうかはその人の価値観によりますが、私達は時間に追われて人の話もまともに聞けない程、心の余裕を失くしているのではないかという一抹の不安を覚えました。
物事が起きた時は、その人特有の対処行動が出るといわれています。
針の穴に焦点を当てるのではなく、常に全体を見て、今何が問題になっているのか、どのようにすれば解決の方向にいくのかを考えるようにしてきたいものです。