アリスです。
東京慈恵会医科大学付属病院栄養部が監修した本、「その調理、9割の栄養捨ててます!」を読んで目からうろこでした。
今まで常識だと思っていたことが、実は違っていたということです。栄養を摂っていたつもりが栄養をロスしていたのです。
もっと早く知っていれば・・・ しかし、今からでも遅くない!!
早速、よく使う野菜のポイントを書き出して、調理中にすぐに見れるように冷蔵庫の扉に貼りました。
どうせ食べるなら食べ方上手になって、元気でいたいものです。
では、そのポイントとは?
損をしない、切り方のコツ
・白菜:中心部から食べれば甘くておいしい。塩もみでGABAは6倍にUP。
・玉ねぎ:みじん切りやすりおろしで10分放置。煮物でも、まずは油で1分ほど炒めて。
・ピーマン:縦に切る。苦味が嫌ならレンチンで縦切り。
・人参:皮ごと輪切りか乱切りで。生よりも炒めたり、オリーブオイルで和えて。
・ニラ:根元はみじん切り、葉先はざく切り。茹で調理はNG。レンジで「お浸し」が◎
・ほうれん草:茹でた後に切る。赤い根元も捨てないで調理。
・ニンニク:みじん切りやすりおろし、10分以内に油と合わせて。
・リンゴ:皮ごと横向きにして、上から輪切りにする。変色防止はハチミツ水に30秒。
・イチゴ:ヘタを取らずにサッと水洗い。ヘタは手で取り除く。乳製品や練乳と一緒に。
・レモン:斜めに切る「Ⅹ切り」で果汁の飛び散りなし。
栄養素を失わない加熱の法則
・ジャガイモ:皮ごと水から茹でる。焼いたり、揚げたりする場合は、焦がしすぎに要注意。
・大根:加熱で栄養価ほぼゼロ。栄養摂るなら皮ごと大根おろし。葉は油で炒めて調理。
・長ネギ:油で焼いて「焼きネギ」がベスト。
・人参:生より断然加熱。炒めてさらによし。
・カリフラワー:生でスライスサラダに。
・キャベツ:煮込んでスープが一番。芯もスライスしてスープに。
・サツマイモ:レンチンよりもじっくり加熱。
・キュウリ:油で炒めるなど、サッと加熱。さらに、ぬか漬けは一気にパワーアップ。
・枝豆:塩をもみ込みフライパンで蒸し焼きに。オリーブオイルをふり全体になじませて。
・アボガド:加熱よりも生がお得。
・ゴーヤ:加熱するなら、「茹で」よりも「炒め」
・タコ:唐揚げがおすすめ。
・柿:生よりも干し柿。ただし、ビタミンCは消失。
食材を劣化させない保存テク
常温か野菜室保存がおすすめ
トマト、ナス、キュウリ、里芋、サツマイモ、長ネギなど
冷凍保存がおすすめ
えのきだけ、ぶなしめじ、まいたけ、小松菜、バナナ、シジミなど
チルド室保存がおすすめ
ジャガイモ:乾燥防止のため、キッチンペーパーや新聞紙でくるみ、その上からぬれタオルでおおい、ビニール袋に入れてからチルド室へ
もやし:熱湯をかけるか電子レンジで20秒ほど軽く加熱し、水気をよく拭いてラップで小分けしてチルド室へ
得する食べ方のコツ
・骨付き鶏肉:お酢をプラスして調理。
・豚肉:茹でよりも「しょうが焼き」や「ポークステーキ」などの炒め物で。
・牛肉:赤身肉は3分以上火を通さない。
・豚レバー:高温の油でサッと揚げて加熱時間を減らす。
・ブロッコリー:切ってから4~5分放置。75℃以下の低温蒸し。茎も栄養あり。
・レタス:手でちぎり、2~3分の短時間加熱で蒸し煮。
・オクラ:塩を振ってまな板の上で板ずり。下茹でなしで、酢で合わせる。
・ショウガ:皮はむかずに使う。生よりも100℃以下の加熱で乾燥。
・ゴボウ:たわしでこすって洗うだけ。あく抜き不要。下茹では電子レンジですばやく加熱。
・ナス:皮はむかない。あく抜き不要。切ったらすぐに油を使って調理。
・青魚:刺身がベスト。揚げよりも焼き魚。煮魚は煮汁ごと摂る。缶詰煮汁は捨てずに活用。
・イカ:薄皮つけたまま、カレー粉などの香辛料で炒める。
・味噌汁:火を止めて10分以上おいて、味噌を溶く。50℃以下が鉄則。
・ゴマ:食べる分だけ「する」。「すりごま」を「いりごま」にするとさらに強力に。
・納豆:あつあつご飯はダメ。朝よりも夕食で。食べる前20分の常温放置で。
まとめ
本書は、最新の研究やデーターをもとにわかりやすく構成されていて、とても読みやすい内容です。
この本に出会わなければ、しっかり食べていても、将来的に「隠れ栄養失調状態」になっていたかもしれません。
人生100年時代と言われてれています。
幸せの多様性を追求していくためにも、まずは健康に暮らしていけることが基本です。
皆さんも食事の新習慣を始めてみませんか?