こんにちは、アリスです。
日本人はアイスクリームの消費量が世界17位です。1位、2位はオーストラリア、ニュージーランドです。日本人はもっとアイスの消費量が多いのかと思いきや意外な結果でした。
みなさんは、アリスクリームは好きですか?
今年の夏のピークは、あまりにも暑すぎたせいでアイスクリームの生産が追いつかず止む無く生産中止に追い込まれたアイスクリームがあったのは記憶に新しいところです。
そんな世界で愛されるアイスクリームの起源について、紹介したいと思います。
アイスクリームの起源は中国
アイスクリームは身近ですが、その歴史は紀元前2000年頃までさかのぼります。即ち約4000年の歴史を有するわけです。
4000年と言えば中国です。アイスクリーㇺの起源は中国で、当時ミルクを贅沢に使ったシャーベットのような感じだったそうです。
もちろん冷蔵庫などあるはずも無く、冬の雪をほら穴などで保管した氷室の雪氷を使っていました。
アイスクリームは、当時大金持ちの象徴の1つだったようです。また、古代では健康食品と言う位置づけも有ったようです。
日本のアイスクリームの歴史
日本では,大阪で馴染みのある仁徳天皇が生きていた4世紀頃に先ほどの氷室が考案され、シャーベットのような雪氷を食べたのが氷菓の起源です。
平安時代になって蜜を掛けて食べるようになり、その味を清少納言は「上品なもの」と書き残しています。今で言うかき氷ですね。当時、夏の氷はとても貴重なもので貴族しか食べることはできませんでした。
自然の氷に頼らず機械で冷やす技術は16世紀にヨーロッパで考案されます。そして、1700年代前半に牛乳や卵を使った現在のアイスクリームの原型がパリで販売されるようになりました。
初めてアイスクリームを食べた日本人は1860年、日米修好通商条約の為に渡米した幕府のメンバーとされます。
使節団員が書き残した感想は「味は至って甘く、口中に入るるに忽ち溶けて、まことに美味なり。之をアイスクリンといふ」というものでした。
「アイスクリン」と言う名称はこの時に出来たのです。
日本でアイスクリームが作られるようになったのは明治2年とされ「アイスクリン」が販売されるようになりました。当時の値段は2元。今の価値にすれば8000~9000円だったようで、当初は外国人しか買わなかったようです。
大正時代になると大衆化し、裾野も広がりました。今でも見かける「アイスクリン」のノボリを立てて販売するするスタイルもこの頃にできました。それから量産化され益々手の届きやすい物となり、アイスクリ-ムは私たちの夏に欠かせないものとなりました。
ソフトクリームコーンの始まり
ところでソフトクリームにはコーンと言う食べられる容器がついていますね。さまざまな形のものがあるのですが「コーン」とは元々「円錐形のもの」を指します。
確かに下になる程細い形をしていますね。持ち手になって手を汚さず、捨てるところが無い便利な容器です。この便利なコーンはどのようにして出来たのでしょうか?
アイスクリームのコーンは、1904年のアメリカが起源とされています。
アメリカで開催されたセントルイス万博でカップ入りのアイスクリームを売っていたところ、カップを使い果たしてしまい、途方に暮れていたオーナーを見かねた近所のワッフル店が妙案を考えたのです。
焼いたワッフルを円錐状に巻いてカップの替わりに、、、と言うものでした。アイスクリーム屋さんが喜んだのは容易に想像がつきますね。これがアイスクリームコーンの起源とされます。アイスクリームコーンは、今や欠かせないものとなっています。
歴史を紐解いていくと、なるほど~と思うことがたくさんあり、非常に面白いですね。