中国の100年マラソンの戦略。中国の世界進出への勢いが増している

こんにちは、アリスです。

2015年2月にアメリカで出版された中国の対世界戦略に関する本のタイトルに「100年マラソン」があります。

著者のマイケル・ピルズベリー氏は40年余りアメリカの対中政策に携わった中国のエキスパートです。中国はかつて「眠れる獅子」と言われており、その実力は定かではありませんでした。ピルズベリー氏が中国と接する中で「中国は貧しい国でこれから発展をするためにはアメリカなど先進国から経済的、技術的な援助が必要だ」と洗脳されていきました。

中国に援助の手を差し伸べる事によって中国を発展させ、アメリカへの恩を持たせようと目論んでもいたわけです。将来、中国は民主的で平和な国になりアメリカにとっても都合の良いう国になるだろうと確信していたわけです。

そのような理由で彼はあまりにも中国贔屓であり「パンダ・ハガー(Panda hugger =パンダ(中国)を愛しく思い抱きしめる人)」と揶揄されていた程でした。

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北京オリンピック後に中国の態度が急変

しかし、北京オリンピック後の2009年に中国の態度が急変、アメリカの言うことを聞かなくなったのです。中国はもう国際舞台で渡り合えるのに十分な実力が備わり、期が熟したと判断したのでしょう。

そして「眠れる獅子」とも言われた長い間のウソ寝を止めて世界にキバを剥いたのです。

かくてピルズベリー氏は永年にわたり中国が従順な国と言う「芝居」を信じ込まされていた事に気付いたのでした。

それは40年間、ニクソン~オバマといった歴代のアメリカ大統領達も40年にわたり中国に騙され続けた事を意味します。

中国の建国は1949年。それから100年となる2049年を目指して中国は世界の覇権を握ろうと目論んでいます。政治・経済・軍事・情報・ルールなどに強大な力と発言力を持ち中国主導で現在の世界のシクミを変えて行こうしています。

この中国の長期世界戦略を指してピルズベリー氏は「100年マラソン」と言うタイトルの本を書いたのです。

100年マラソンはもうすでに開始しています。その手始めに中国が打った戦略が「一帯一路」新シルクロード構想です。

中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパにつながる「一帯」と、中国沿岸部から東南アジア、スリランカ、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ「一路」の二つの地域で貿易を活性化させ、交通網を発達させるというものです。

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中国の都合の良い論理

スパイ活動、インターネットや工作員を使った情報の搾取。戦力的(腹黒的)援助資金のばら撒き、中国文化を広めようと世界各地に展開する「孔子学院」と言う怪しげな学校。そして傍若無人な近隣諸国への海洋開発と覇権の拡大。

国際ルールを無視し、中国の論理を押し通すのは正に現在の国際秩序を中国のやり方に捻じ曲げてこれを新たなルールとしようとしている証拠です。国際裁判所の裁定も受け入れないと断言している程です。

東シナ海、尖閣諸島、東南アジアの島々に対し過去から「中国の領土」と言っていますがが1960年に中国が発行した公の地図には日本の領土ときちんと記載されているのです。

その周辺の大陸棚に資源が沢山あると判ってから「中国のもの」と主張しだしたのです。

ずうずうしい事に東南アジアや周辺の海洋権益は4000年も前から中国のものと言っているが建国されて70年程度の国が4千年の歴史を語るのは詭弁といえると思います。歴史ある文化の4千年は語れても国家は別だからです。

ウソの詭弁を強弁にし、事実に捻じ曲げているように見えます。おごれる者は久しからず。いつか手痛い目に遭うかもしれません。

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