アルツハイマーの原因の一つであるアミロイドβを減らす方法とは?

こんにちは、アリスです。

アルツハイマーの原因といわれているアミロイドβはご存知でしょうか。

アミロイドβ(ベータ)とは、人の脳内で生成される異常タンパク質で、β構造(ギザギザな帯みたいな形)を持つ事からこう呼ばれます。

この異常タンパク質は大脳に沈着するとアルツハイマー病を引き起こすとされます。今回の記事では、アミロイドβがアルツハイマーを引き起こす理由に迫ってみます。また、アミロイドβを減らす方法も紹介します。

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アミロイドβの強毒性

アミロイドβタンパク質が大脳皮質に集まるとアミロイド線維になり、神経細胞の外に沈着、蓄積します。その結果、茶色っぽいシミが脳の表面に現れます。写真で見られた方も居られるでしょう。

アミロイドβの集合体であるアミロイド線維は神経細胞に対して強い毒性を持ち、細胞死を引き起こすことが知られています。これがアルツハイマー病へとつながるプロセスの一つとされます。

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アルツハイマー病を予防するために

アルツハイマー病は、年齢を重ねると発症する可能性が高くなる、、、と漠然と思っている人が多いでしょう。

私自身もずっとそのように思っており、脳を活性化する事をしておれば発症や進行を遅らせる事ができるととこれまた漠然と思っていました。しかし、この漠然は、間違いでした。

正しい原因を知ることで初めて予防ができます。

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アミロイドβが脳に溜まると危ない

皆さんもご存知のインシュリンと言う血糖値をコントロールしてくれるホルモンがありますね。

インシュリンが多く分泌され過ぎると血糖値が下がりすぎて低血糖を起し、フラフラになりかねません。

低血糖は命にも関わる事があります。そこで出過ぎたインシュリンを分解する酵素が働き、血糖値が下がり過ぎないようにするメカニズムが働きます。

一見アミロイドβと関係なさそうですが、出すぎたインシュリンを分解する酵素にはアミロイドβを分解する作用があります。

アミロイドβは言わば脳の老廃物とも言えるのですが、インシュリン分解酵素の二次的な作用のお陰で大脳に溜まらない、というわけです。人体のシクミの奥深さを垣間見るようですね。

ただし、アミロイドβが溜まってゆく場合があります。

炭水化物などの糖質は食べる量に比例してインシュリンが分泌されるのですがインシュリンが多すぎるとインシュリンの分解に酵素が費やされ、アミロイドβの分解まで手が回らなくなるということです。

結果、アミロイドβが脳に溜まり、その毒性で脳の神経細胞が死ぬのです。

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アミロイドβと関係の深いインスリンを増やさない

インスリンが増加するのは、下記4つが影響しているといわれます。

・内臓脂肪が多い

・運動不足

・筋肉減少

・炭水化物の重ね食い

インスリンを激増させないためにも、ダイエットや運動・筋トレが必要です。

たまに食べ過ぎる程度は大丈夫ですが、高血糖が長く続く食習慣が問題となります。また、アミロイドβがたまり始める時期と中年太りの時期は重なります。代謝が年齢とともに衰えることが関係するからです。

不充分な睡眠もアミロイドβを溜める

最近、睡眠中の大脳細胞は少し縮んで脳ミソのシワの隙間が広くなる事が突き止められました。

シワの隙間が広がる事により隙間の体液の流れが良くなるのです。そこで起こっている事とは、脳の老廃物の除去です。即ちアミノイドβを「洗い流している」のです。

実際アメリカの科学者によってその画像が撮影され、アミロイドβの排出も確認されました。これまた人体が持つ驚異のメカニズムの一つといえます。

逆に言えば、睡眠時間が不足すると脳が縮まる時間が少なくなり、老廃物を洗い流す時間も減ってアミロイドβが溜まる機会が増えるわけです。

若い頃からアミノイドβが溜まる人がいますが、この原因の一つに睡眠不足も考えられます。

若い頃からアミロイドβが溜まり始めると、生活習慣がそのままでは早くからアルツハイマー症になる可能性があります。マイナスの生活習慣の蓄積は怖いものです。

また、65歳以上の方々で睡眠パターンの違うグループを3年間追跡調査したところ、1日6~8時間睡眠に加えて30分以内の昼寝のグループはアルツハイマーの発症率はなんと他の人たちの5分の1だったそうです。

適正な食事と適度な運動、睡眠はやはり健康の要なのですね。加えて脳の活性化を促す「知的活動」や色んな人たちとの「コミュニケーション」も脳健康にとって重要な事ですね。

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