アリスです。
favorという単語には親切という意味があります。これは名詞ですが、本来は動詞で下記のような意味があります。
- ~の方を好む、~をえり好みする
- ~への支持を表明する、~に賛意を示す
- 〔貴重なもので人に〕好意を示す
- ~に有利に働く、~に都合が良い
- (人)をえこひいき[特別扱い]する
- 〈米方〉〔親などに〕似ている
- 〔体の傷んでいる部分などを〕かばう
覚えきれませんね。丸暗記するのは終わりにしましょう。
お気に入りを意味するfavorite
中学生の時にfavoriteを習ったと思います。
My favorite song is the sukiyaki. (私のお気に入りの歌は上を向いて歩こうです)
余談ですが、英語圏では『坂本九』の上を向いて歩こうの歌が「すき焼き」と呼ばれています。本当の話です。
favoriteは『お気に入りの』という意味の形容詞(名詞を修飾する単語)です。
もちろん、favoriteはfavorが語源です。
favorの根本の意味は『好む』
好むということは、特別扱いするということですね。そこから、えこひいきするという意味が生まれました。また、体のどこかをケガしていると、そこを特別扱いしますよね。そこから、かばうという意味も生まれました。
そして特別扱いするという意味が転じて「親切」という意味が生まれました。
似ているという意味ですが、人は自分と似ているものを好んだり、特別扱いする傾向があります。学生の時に似ている者同士(好みが合う同士)でグループを作っていたと思います。
余談ですが、よく似ている単語にfeverがありますが、これは『熱』という意味でfavorとは無関係です。
I have a high fever.(高熱があります)
Would you do me a favor?
Woud you do me a favor?は『お願いがあるのですが』という意味の慣用句ですが、丸暗記するのはやめましょう。
Woud youはお願いするときの言い方ですね。なぜWill youじゃなく、過去形なのか?
英語圏では、わざと過去形にすることで、丁寧さを表現するためです。過去形にすることで遠回しな表現ができるのです。
ここら辺は話すと長くなるので、また別の機会に記事に書きたいと思います。
Woud you do me a favor?を直訳すると、『あなたは私に任意の一つの親切を与えてくれませんか?』となります。それが意訳されて「お願いがあるのですが」となるのです。
doが与えるという意味になるのは、英語圏では『動詞 + 人 + 物』は人に物を与えるという意味になるからです。
例えば、teach + 人 + 物(人に物を教える)は、人に知識を与えるということです。
他にもshow + 人 + 物(人に物を見せる)は、人に情報を与えるということです。
スタディサプリで、丸暗記の英語から脱却しましょう。