アリスです。
このサイトの記事数も460記事を超えてきました。
そこで、以前からずっとしなければいけないことはわかっていはいたものの、面倒で放置してきたサイトのSSL化(URLのhttps化)に着手しました。
結論から言えば、かなり簡単にできたので、もっとさっさとすべきでした。
調査に45分、実施に15分、上手くいかずハマった時間が30分ほどでした。
SSL化のメリット
SSL化のメリットはシンプルで、SEOに有利だからです。GoogleはSSL化しているサイトの記事をより優先して上位に表示することを宣言しています。
とはいっても、あくまで記事内容がもっとも重要であり、SSL化されていればよりよいというだけです。
様々なサイトの記事を見たところによると、SSL化されているサイトの記事は、SSL化されていないサイトの記事と比較して、SEOで5%ぐらい有利になるようです。
SSL化は無料できる
通常、SSL化にはお金がかかります。しかし、Xサーバ、さくらサーバー、Valueサーバー等のレンタルサーバを契約している人は無料でSSL化できます。
無料なのは、証明書が他のユーザと共用して使われるからです。技術的な話は辞めておきますが、特に問題ありません。
私はValueサーバを使っておりましたので、その例になりますが、レンタルサーバによっては方法が少し違います。しかし、似たようなものになっているはずなので、参考になると思います。
レンタルサーバにログインしコンパネを開く
レンタルサーバにログインし、コントロールパネルを開きます。
私の使っているValueサーバでは下記画面のようになります。ドメインをSSL用ドメインの欄に入力します。これまではSSL用ドメインの欄に記載していませんでした。
次にサイドメニューから無料SSLを選択します。下記の画面が開きますので、ドメインの右側の選択という列に、チェックを入れます。そして無料SSL設定ボタンを押します。
以上で、レンタルサーバ側の設定は完了です。
WordPressブログの設定
次は、WordPressブログのサイトの設定です。ダッシュボードから、一般設定を開き、WordPressアドレスと、サイトアドレスをhttpsのアドレスに修正します。
下記の画面が設定後の画面になります。
設定すると、ブログの管理画面につながらなくなります。SSL化によるリダイレクトの無限ループが発生しているためです。
しかし、慌てなくて大丈夫です。FTPでログインして、必要なファイルを修正すれば繋がるようになります。
WordPressブログにFTPでログイン
FTPでログインして、下記の画面を表示します。.htaccessとwp-config.phpを編集します。
.htaccessの先頭に下記のコードを書きます。
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteCond %{HTTP:X-Forwarded-Proto} !=https RewriteRule ^/?(.*) https://%{HTTP_HOST}/$1 [R,L] </IfModule>
wp-config.phpの先頭(<?phpの下)に下記のコードを書きます。
$_SERVER['HTTPS'] = 'on'; $_ENV['HTTPS'] = 'on';
補足すると、.htacccessとwp-config.phpに記載する設定は先頭である必要はありません。先頭のほうが分かりやすいというだけです。
以上でサイトに繋がるようになるはずです。少なくともValue Serverは上記の設定でつながりました。ただし、他のレンタルサーバは上記の設定でつながらないかもしれません。その場合はググってください。
Google Search Consoleの再設定
Google Search Consoleのこれまでの設定は削除します。下記画面の「プロパティの管理」ボタンでプロパティの削除を選択すると、削除できます。削除後、今度は下記の「プロパティを追加」の赤ボタンから、httpsになった新サイトを登録しましょう。
追加した後は、サイトマップの登録も忘れずに行いましょう。
下記の画面を参考にして下さい。
以上でサイトのSSL化は完了となります。
サイトのSSL化をするにあたっての注意点
サイトのSSL化をするにあたって大事なことが一つあります。
それは、いきなりメインのサイトをSSL化しないことです。私はデータが消えても問題ないサブのサイトからSSL化しました。
もしサブのサイトを持っていない方は、WordPressをインストールしただけの適当なサイトを作って、そちらで実験してからのほうがよいかもしれません。ドメイン代100円でできます。