アリスです。
8年ぶりに大阪の茨木市にあるラーメン屋「麺屋一慶」に行ってきました。
今から8年前と言えば2009年でしょうか。たしかオープンして間もないころに一人で行って、とてもうまいと思いました。感動の美味しさだったので、2週間後に妻と一緒に再訪しました。再訪時もやはり、うまいと思いました。
しかし、その後引っ越しなどが重なりなかなか再訪する機会がなく、8年ぶりとなりました。もはや記憶が曖昧となってしまい、8年前のあの感動は本当だったのか?ずっと確かめたい思いがあり、今回訪問しました。
店内の座席数が少ないこともあり、列ができていました。列ができていると、気になるのが人間というもの。商売がうまい!
店主の客に対する掛け声
入店すると店主が太く大きな声で「いらっしゃいませ」と言ってくれます。
そして、帰り際にも「ありがとうございました!」と張った声で送り出してくれます。
とても、気持ちのいい挨拶です。また、来たいと思わせる掛け声です。
チャーシューがうまい
私は醤油チャーシューを、妻は塩ラーメンを頼みました。二つともチャーシュー丼のセットです。チャーシュー丼は通常350円ですが、ラーメンとセットにすることで100円割引となります。ただし昼のランチ限定です。
ラーメンのチャーシューはやわらかくてジューシーです。チャーシュー丼のチャーシューは、普通でしょうか。ラーメンのチャーシューとは違い主に脂身の部分が使われているようでした。
醤油のスープは濃い目、細麺
醤油の味は濃い目です。麺は細麺です。濃い目のスープと細麺の相性はいいですね。
ただし、スープ単体で飲むと、大分くどく、飲み干すことはできませんでした。
塩ラーメンのほうは、醤油よりも味はさっぱりしていますが、やはりしょっぱいです。あとから、喉が渇くでしょう。
ただし、くどいからこそ人気なのでしょう。無難なラーメンでは売れないわけです。印象に残るスープなので、だからこそ人が来るのだと思います。
つけ麺を食べるべきだった?
醤油ラーメンを食べている最中に思い出しました。8年前、自分が一慶を訪れたときに食べたのがつけ麺であったことを。つけ麺を食べ、最後に一慶セットを食べたのです。
一慶セットとは、あまったスープにご飯、わさびやネギをいれたラーメン茶漬けみたいなものです。これが、めちゃくちゃうまかったのです。
ちょうど期間限定でつけ麺をやっていたのすが、思い出すのが遅すぎたため手遅れでした。
醤油ラーメンもうまいのはうまかったですが、感動まではいかなかったです。スープが若干くどすぎたことや、チャーシュー丼で腹がいっぱいになったため、一慶セットは頼みませんでした。
もう少し思い出すのが早ければ・・・。当時私が感動したのは、つけ麺だったはずです。
まじめな店主と愛想のよい女将さん
店主と女将さんは夫婦?なのだとは思いますが、女将さんは愛想がいいですね。まあ、そのように振舞っているのだと思います。
店主のほうですが、ラーメンを作っている最中は常に顔が真剣そのものです。人によっては不機嫌な顔と思うかもしれませんけれども。(私はそう思いました)
動きを見ているとラーメンの湯で時間をタイマーでセットし、チャーシューを切り、出しを作りと、てきぱきと作っています。
一人でこなしているので、全く余裕がないので、当然真剣勝負になるわけです。
味が変われば、「あこの店はもうだめだ」と客は離れていきます。個人でやっているならなおさらです。真剣な顔(不機嫌な顔)になるのは仕方ないのです。
女将と店主が険悪になりそうな場面も
店主ですが、女将にたびたび指示を出しますが、少し険悪になりかけた場面がありました。
店主が女将に何かを取ってくれと言っているのですが、女将はなんのことかわからず2度ほど店主に聞き返しました。
それで、やっと女将が理解したのですが、それを取りに行く際に女将が「主語がないからわからへん」と不機嫌な声で言い返しました。笑
いや、本当に女将の言う通りです。特に男は主語を省略する傾向がありますから。
恥ずかしながら、私もそうです。それでよく妻と喧嘩になりますから。
こっちとしては、分かるやろボケ。少しは自分の頭で考えろみたいに思ってしまうのですが。言われたほうはわかるわけがないのです。
店主、主語は省略しちゃだめです。ここは女将さんの言い分が正しいです。
大阪で一番うまいラーメン
大阪でラーメンがうまいところは、少ないです。お好み焼きなら大阪ですが、ラーメンは隣の京都のほうがうまいですから。
しかし、そんな大阪にもうまいラーメン屋があるわけです。それが麺屋一慶です。あくまで私が食べた中ですが、大阪で一番うまいラーメンだと思います。
ちなみにチェーン店は除きます。大阪には全国からラーメンチェーンが進出していますが、そういったものは比較対象外です。そもそも、私はチェーン店のラーメンには興味がありません。ラーメン食いに行くなら個人のラーメン屋でしょう!というような人間です。
ぜひ訪れてみてください。そして、店主と女将さんのやり取りに注目してください。