アリスです。
画像は「バンビーノ」という漫画で、日本人の青年がイタリア料理人として成長する物語です。
私は、人間の能力には大した差がないと思っています。
もちろん天才がいるのは間違いないですが、一般的な人の能力なんて同じようなものです。
どれだけ回数をこなしたかで決まる?
では、なぜ出世できる人間と、そうでない人間に分かれるのか?
上手い人、下手な人にわかれるのか?容量が良い、悪いに分かれるのか?
これは、どれだけ回数をこなしたかが大きく影響していると思います。
もちろん、ただただ回数をこなすというのも一つですが、それだけでは本当のプロになるのは難しいと思います。
同じことをひたすら繰り返すのではなく、前回よりも難しい課題をこなし続けることで大きく成長するのです。
一万時間の法則の間違い
どんなことでも1万時間こなせば、その道のプロになれる。
という一万時間の法則をご存知でしょうか?
ただ、この一万時間の法則には、2つの間違いがあります。
まず、一万時間に根拠がないということ。
そして、やみくもに一万時間やったところで、プロにはなれないということです。
一万は、単にキリが良い数字というだけで使っただけで、実際はもっと必要かもしれませんし、もっと少なくてもよいかもしれません。
人によっても差がでます。
ただし、1万時間ぐらいやれば、かなり習熟できるということは間違いないでしょう。
新しい課題をこなし続けることで大きく成長する
同じことをひたすら繰り返すことは大切です。
しかし、それを1万時間やっても、何の成長もありません。
大切なのは、それができたら、次は新しい課題や、前回よりも難しい課題に取り組むことです。
日々成長するつもりでなければ、到底成長はできません。
なぜなら、人間は忘れる生き物だからです。
飛行機を考えてみてください。
飛行機が水平に飛ぶためには、飛行機の頭は常に少し上を向いていなければなりません。
真横を向いて飛んで水平に飛ぶことはできません。
重力に負けて下降していき、いずれ墜落します。
人間も同じです。
同じことをやるというのは、真横に飛ぶということと同じことです。
常に少し上の課題をやり続けることで、やっと水平に飛ぶことができるのです。
忘却に負けないように、日々新しいことに取り組む必要があります。
忘れる量以上に新しいことを覚えていけば、さらに上に飛んでいくことができます。
私はソフトウェア開発者ですが、社会人になってから5年ほどは大したことは何もできませんでした。7年目あたりから、やっと少しわかってきて、大きく成長することができました。
諦めないで頑張りましょう。