給与明細の控除額『保険料』『税金』を解説!10月に給料が変わる理由とは?

 

アリスです。

皆さんは、毎月の給与明細をもらって、ちゃんと目を通していますか?

銀行で通帳を記帳して手取り金額を確認しているだけの人はいませんか?

今日は、給与明細の大事なポイントと保管方法について書きます。

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給与明細の大事なポイント

自分が稼いだ額はもちろん大事ですが、見落としがちな所が自分が支払った額です。

その額を控除といいます。

健康保険料

会社に入社したと同時に、その会社が加入している健康保険組合に加入しなくてはいけません。

保険料は、会社が半分だしてくれるので実質の自己負担は半分です。

 

厚生年金保険料

健康保険と同様に、厚生年金にも加入しなくてはいけません。将来年金をもらうためにかけます。

こちらも会社が半分だしてくれるので実質の自己負担は半分です。

 

雇用保険料

会社を失業した時の為の保険です。

こちらは、半分まではいきませんが会社と分け合って払います。

 

所得税

毎月の給与に合わせて計算されます。概算で源泉徴収されます。過不足は、12月の年末調整にて調整します。

 

住民税(地方税)

毎年の給与に合わせて、6月から翌年の5月にかけて、毎月徴収されます。前年に収入がない人は引かれることはないですが、自己都合の退職になると、前年の給与が高かった人にとっては恐ろしい額の請求が翌年くるので注意が必要です。無職になるときついですね。

ちなみに、社会人1年目や2年目の人は全額負担にはならないので、手取りが多かったなぁと思うのはこれが理由です。

 

介護保険料

40歳から64歳の人が負担しなくてはいけません。39歳までは差し引かれないので空欄になっています。

こちらも、会社が半分だしてくれるので実質の負担額は半分です。

 

会社が半分だしてくれる分は、健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料と3つあります。年額にすると結構な額になりますので会社勤めをしていて良いこともあります。よく言う見えない給料とはこのことです。会社を辞めると、全て自分で払わなくてはいけません。

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10月は給料が増減する

給与から控除される社会保険料(厚生年金保険料)は4,5,6月の平均から標準報酬月額を計算し10月に変更されます。

そのため、10月に給料が増減するのです。

大抵給料が下がる場合が多いのですが、4,5,6月の残業時間が前年と比べてかなり少ない場合、給料が増える場合もあります。

 

ところで上記の計算とは別で、厚生年金保険料は毎年10月に一律0.354%アップし続けてきました。

2004年からの段階的な引き上げによるもので、2017年10月をもって引き上げが終了します。

国のやることは、本当に汚く、えげつないです。少しずつ保険料をアップして、国民がわからないようにしてきたのです。

しかも、厚生年金保険料はあがったのに、受け取れる年金は少なくなるという、大変なことが起きているのです。

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1月と6月も給料が変わる

所得税は1月に変更され、住民税(地方税)は6月に変更されます。

所得税と住民税は前年の年収を元に、変更されます。

1月と6月の変更は、10月の変更に比べたら大したことないはずですが、チェックしておくとよいでしょう。

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給与明細の保管方法

 

私は、今までの給与明細を全部保管しています。全部といわなくても、最低2年分くらいは保管しておきましょう。何かあったときのために、捨てないほうが良いです。

おすすめは、ジップロックに入れて保管する方法です。年ごとに1つのジップロックに入れて〇〇年給与明細と見出しをつけましょう。紙が劣化して破れることがなく、字も消えないのでオススメです。

 

一度給与明細をちゃんと目を通して、自分がもらった額と支払った額を理解しておきましょう!そして大切に保管しましょう!

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